得度とは、今までお世話になった両親・国王・氏神さまを代表とした縁のある方々の庇護に対してお別れを告げ、その保護下から抜け出る儀式です。
大乗仏教では、勝手に物事を行うことを嫌います。師匠に就いて学び、その許可をいただいて次の段階へと進んでいくもの。それは独りで行っていくと狐付(きつねつき)のような状態になるからです。禅門では野狐禅(やこぜん)と呼ばれる類です。その独りよがりを避け仏道を修めていくためには師匠が必要となります。その師匠を得て、仏の世界に入門する儀式が得度式です。
ここで戒名を授かります。仏の子としての第一歩が始まります。
真剣に人生を深めたい方は、ぜひご相談ください。
<注意>
ただし、得度はあくまでも入門に過ぎません。僧侶と在俗の半分半分です。
得度で授けられる戒律は、在俗と変わりなく、僧侶見習いの前段階と考えてください。
僧侶になるためには、高野山真言宗では高野山で行われる三日間行う授戒を受けなければなりません。この三日目に授けられるびっす戒を授けられることで、初めて僧侶となります。
ただし、この場合も真言僧ではなく、あくまでも仏教僧になっただけ。
真言僧となるためには、加行(けぎょう)とよばれる約百ケ日の修行と、伝法灌頂(でんぽうかんじょう)と呼ばれる儀式を経なければなりません。この伝法灌頂を受けて初めて、さまざまな伝授を受けることが可能になります。この段階で、高野山真言宗の僧侶として公称することが許されます。
そして、さらに本山に僧階を申請して、正式に教師(真言僧)として認められます。
それでも弟子を得るためには、どこかのお寺の住職にならねばなりません。それ故に葬儀等で、亡者に戒名を授けることができるのは、住職のみです。ましてや、授戒も受けていないものが戒名に手を出すことは言語道断です。最近、得度をしただけで一人前の僧侶気取りをしているものが居るようですが、得度はあくまでも入門に過ぎず、僧侶見習いの前段階にすぎませんのでご注意願います。
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| 高家寺の得度・・・高野山真言宗 |
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住職と面談します。
この際に、仏道への思い、過去についてはできる限りすべて語ってください。格好をつける必要はありません。素直に語っていただければと思います。
過去について、人にはどうしても触れたくない部分はあると思います。しかし、師弟関係はそれをも超えて結んで行くものですから、素直に語ってください。
その方の行状によって、過去の流れに流されないようにするために、得度の前に行わなければならないこともあります。包み隠さずお話ください。
仏道に関して格好をつけて語ると、かえって疑われてしまいます。
偶然に導かれることもあるでしょうし、何かから逃げる場合もあるでしょう。また、仏道に強く惹かれる場合も少なくないと思います。
素直に表現してください。 |
| 下座行 |
得度を行う前に、まずは下座行(掃除・奉仕活動など)を行っていただく場合もあります。
多くの方は、これを経て、得度を行っています。 |
| 得度式 |
この段階で入門が許される儀式です。ここで戒名を授けます。
ただし得度は、学校で喩えれば、あくまでも学生の身分です。いわば僧侶見習いの前段階。
僧侶になるためには、高野山で行われる正式な受戒(三日間)を得てからになります。また真言僧として、伝授を受ける資格を得るのは得度を終え、百日の加行をし、三日間の僧侶の授戒を受け、伝法灌頂を受けたもののみ。
なお、得度の段階では、祈祷・戒名を授けるなどの行為を行うことは許されていません。また、今後は仏道に関してすべて師匠の許可がないことを行うことは許されませんので、些細なことでも師匠の許可を得るようにしてください。入門した人は学ぶ心をしっかり保ってください。 |
| 得度後 |
得度が終了したからといってすべてが終わりではありません。最初の一歩です。
何事もこの最初の一歩が大切。 |
| 四度加行 |
本気で僧侶になろうとしたのみ許される行です。
真言僧になる場合、必ず受けねばならない修行で、約百日を要します。
ここで基本的な祈り方の型を学びます。 |
| 受戒 |
僧侶であるかぎり必ず受戒を経ねばなりません。
三日間の礼拝行を兼ねた受戒です。
この受戒を経て正式な僧侶となります。
ただしこの段階ではまだ真言僧としてはまだ未完成です。場合によっては四度加行の前におこないます。 |
| 伝法灌頂 |
正式な真言僧になるための儀式です。
この時、両部曼荼羅に投華得仏し、伝法阿闍梨より五鈷杵を受け取り、正式な真言僧となります。 |